オンライン英会話、ネイティブキャンプを約1000時間受講した経験に基づき、ネイティブキャンプの各教材のメリットとデメリットをまとめたいと思います。
英会話を始めたいと思われている方、オンライン英会話は絶対にお勧めです。上達の具合は人によって異なると思いますが、必ず英語でコミュニケーションが取れるようになります。
本記事では、オンライン英会話を始めたいと思っている方、はじめる前に少し足踏みされている方向けに、各教材がどんな内容なのかと、経験に基づいた、メリットとデメリットを紹介させて頂きたいと思います。
NativeCampについて
NativeCampの最大のメリットは「回数無制限で24時間365日いつでもレッスンの受講が可能」という所で、私の知る限り、このサービスをこの低価格で実施できているオンライン英会話は他に無いと思います。
比較対象としてよくDMM英会話がありますが、これらの違い、比較は下記事を見ていただければ幸いです。
->エンジニアにおすすめする英語勉強法、オンライン英会話2社
もちろん、双方共に良い所、悪い所があります。
しかしながら、英会話初心者には、私はNativeCampを進めています。英会話を始めたばかりの方は、授業の回数、英語に触れる時間がとても重要だと実体験上感じており、英語に触れる時間を無制限に上げれるのは、NativeCampだけです。
時間をかけないと、なかなか上達できず、また、上達できないと継続する事が難しいという事もあり、モチベーションの高いはじめのうちに、出来るだけ多くの回数の授業を受け、「英語を話す」というはじめの壁を突破する事が必要だと思っています。
NativeCampの概要は次の通りとなりますが、このページには、ネイティブ受け放題オプションの情報が含まれていませんので、そちらに興味がある方は下記参照お願いいたします。
参考:ネイティブキャンプのネイティブ受け放題オプションを実際に申し込んでみた
項目 | 内容 |
料金 | 6,480円/月 |
授業回数 | レッスン回数に制限なし |
国籍 | 約130か国(ただし実際はフィリピン、セルビア、ナイジェリア、アルバニア、 南アフリカ、ガーナ、インド、カメルーン、モンテネグロ、タンザニア、 カメルール、ジンバブエ、ウガンダ、日本辺りがメインとなり意外は少数。 中でもフィリピン講師が大多数を占める。 ネイティブ講師はアメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスがメイン) |
レッスン時間 | 25分 |
無料トライアル | 7日間無料でレッスン回数無制限 |
予約ルール | レッスン開始の10分前 予約にはコインが必要(予約しなければコイン不要(無料)) ・ネイティブ講師 500コイン(1000円) ・非ネイティブ講師 100コイン(200円) |
ネイティブ授業 | 100%に近い確率で予約必要、つまり「500コイン(1000円)/1授業」が追加で必要 |
メリット | ・1日に受けられる授業数が無制限 これが社会人にはめちゃめちゃメリット、DMM英会話の場合「1授業/1日」の為、 平日どうしても受けられない日があっても週末まとめてという事が出来ない。 そのため受けられない日が増えるほど、単価/授業が増加してしまう。 ・予約不要で受講が可能 こちらも社会人にはメリット。受けたいときに先生を探しいつでも受講可能。 ・カランメソッドあり。ただし「100コイン(200円)/授業」必要。テキストは自前。 カランメソッド認定校。 |
デメリット | ・ネイティブ授業は100%に近い確率で予約必要。500コイン(1000円)/1授業 ・ビジネス向けの教材が豊富ではない。 ・TOEIC向けのレッスンの発音が実際のテストと若干異なる。 |
NativeCampは7日間お試し期間があり、無料でレッスンが受けられますので、気になる方は一度試してみるのも手かと思います。その結果合わなければやめても問題ないですし、変な勧誘はもちろんありませんので、お気軽に申し込むのが良いかなと思います。私自身も、多くのオンライン英会話を各社無料で試した後に決めました。初めは勇気がいりますので、まずは無料で試してみるのが良いかなと思います。もしよろしければ下のバナーからどうぞ。↓ ↓ ↓ ↓ ↓
英語の必要性は下記の記事も参照頂ければ幸いです。
->1000万以上の年収を得たいモノづくりエンジニアは英語を勉強せよ!
教材一覧
次に教材一覧をご紹介します。ものすごく沢山あります。
各教材のメリットデメリットご紹介
上記教材の中から、数点ピックアップし、その教材の概要とメリットデメリットを、主観も入りますが、簡単に説明させて頂きたいと思います。下記に記載している学びのステップは、各テキストでの代表的な授業の流れを例として記載しています。もちろん同じ教材でも、レベルごとやトピックごとに流れが異なりますので、すべてがこのステップに当てはまる物ではありませんので、ご了承ください。
デイリーニュース
日本で報道された最近のニュースが記事となっており、その記事を元にレッスンを実施する教材です。
■学びのステップ
- 単語学習(ニュース記事に出てくる単語)
- ニュースのリスニング(オーディオで流れるニュース記事をリスニング。担当先生ではなく、オーディオでニュースが読み上げられます、)
- ニュースの内容に対しての質問に答える(3問記事に対する質問があり、その質問に答えます)
- ニュースのリーティング(ニュースを音読します)
- ニュースにかかわる内容で先生とディスカッション
■メリット
- 毎日ニュースが更新され、教材の中では一番楽しい。(DMM英会話のデイリーニュースに類似)
- 同じタイトルの記事でも、レベル別にテキストが分かれている為、興味がある記事はどのレベルの生徒でも読む事が可能。
■デメリット
- オーディオの発音に少し違和感がある。
Callan Method(カランメソッド)
言わずと知れたカランメソッドです。英会話を通常の4倍の速度で学習できる。というのがキャッチコピー。
■学びのステップ
- カランメソッドそのものです。ひたすら先生が読み上げた質問に答える。その間質問は禁止。例えば下記が一例であり、先生は手持ちの絵(Mr.Brownが含まれている絵)を持ち、Mr Brownを指しながら、「Is he Mr Brown?」「Is he Mr Brown?」と質問し、生徒は、「Yes,he’s Mr brown」と答えます。テキストは閉じてレッスンをする為、レッスンの間は、リスニングだけに頼り質問を聞き、その答えを即座にいう。というというトレーニングです。
■メリット
- 25分間雑談無で、質問、回答をひたすら繰り返す為、短時間でかなりの量の英語を聞いて、話す事になる。結果、時間に対する効率が他の教材よりも高い。
- かなり基本的な文法から始まる為、基礎からのみっちり学習が可能。(はじめにレベルテストがあり、自分のレベルからスタートが可能)
■デメリット
- 追加費用がかかる:一授業100コイン(200円)テキストも購入必要。テキストは各レベルごと、それぞれ1,800円
- 例文がイギリス英語である為、日本人には慣れていない表現が含まれる。
- 例文のセレクションが良くない物もあり、日常では使わない例文が多く含まれる。
5分間ディスカッション
100種のテーマから自身の好きなテーマを選択し、講師とディスカッション。5分間とテキストにはありますが、時間のルールはあまりなく、テーマを決めれるフリートークという感じです。
■学びのステップ
- 100種類あるトピックの中から、好きなトピックを選択し、1トピックに対し5分間講師をディカッションする。
- 1つのトピックを終える毎、会話の中での発音や単語、文法の指摘をしてもらい、次のトピックへ移る。
■メリット
- 英語を話す次回が多くある為、スピーキングの練習に最適。
- フリーディスカッションが苦手な方でも、トピックが準備されている為、話題に不自由しない
■デメリット
- ディスカッション⇒復習⇒ディスカッション⇒復習 が本来のこの教材の進め方であるが、ディスカッションだけで終わってしまう場合が多い、結果的に雑談になってしまう場合がある。
- 自分が話しやすい表現でどうしても話してしまうので、新たな表現は身に付きにくい。
トピックトーク
トピック別に語彙や熟語を習い、その語彙を使って、ロールプレイやディスカッションを実施
■学びのステップ
- テキストに写真が載っており、その写真から思い付く単語を列挙する。
- トピックに即した単語やフレーズを習い、それらを使ったフレーズを自分で作る
- ロールプレイを実施、ここでは上記2の単語やフレーズを使う
- ディスカッション:テキストに質問等が記載されており、それに対する自分の意見を2の単語やフレーズを用いてディスカッション。
■メリット
- 5分間ディスカッションやフリーディスカッションとは異なり、単語や語彙を学習しそれを使ったディスカッションを基本とするため、新しい表現を学べると当時にスピーキング力を伸ばせる。
- 中級者以上にとっては、語彙もスピーキングも双方とも学べる。
■デメリット
- トピックの題材があまり面白くない。
- 学んだ表現を意図的に取り入れ、自分の表現で話す。という事が求められるため、初級者にとっては少し難易度が高い。
文法
初級、中級、上級と揃っており、文法を一通り学習可能
■学びのステップ
- 本テキストで目指すゴールと、学ぶフレーズを確認。例えば今回はモノの数の数え方を学ぶ。という場合、ゴールは、「物の数について話す事が出来るようになる」。フレーズの例は「Do you have any snacks for us?」といった具合に、このテキストで何を学ぶのかをはじめに学習。
- 単語の学習。下記例文に含まれる、本文法を学ぶために重要な単語がピックアップされている。
- 例文を音読。会話文だったり、長文だったり、難易度によって様々な長文。
- 上記長文に関する質問に対して回答する。
- 学んだ文法を使ったスピーキング練習(出題形式は様々)
■メリット
- 文法が一通り学習出来、かつ、その文法を用いた例文の学習が可能。
- 日本人は文法が得意なのと、英語の学習を始めた当初は文法の復習という意味で、英会話のとっかかりとしては最適だと、私は思います。英会話初心者で、いきなりスピーキングメインの教材から入るのは避けた方が良いかなと、個人的には思います。
■デメリット
- スピーキング要素はあまり多くない為、スピーキングを学びたいという方には不向き。
TOEIC L&R TEST 600/800点対策
TOEICのPart1~4に対する対策教材
■学びのステップ
- TOEICの実際の問題と類似の設問が出題し、回答する。音声は講師ではなく、オーディオが利用されている(Part3,4は設問数が実際のTOEICより少ない)
- 回答をした後、設問や回答文が正しく聞き取れているか確認の為、オーディオで聞き取った文章を1文づつリピートする。その際、テキストに設問や、回答の文章が穴あきになった状態になっており、その穴に入る単語や熟語をオーディオの発音をリスニングし、回答する。600点対策用のテキストと800点対策用のテキストは、設問の難易度が異なるのと、穴あきの穴の量が異なる。(800点対策の場合は、ほとんど穴になっており、全文聞き取り、暗唱出来ないといけない)
■メリット
- TOEIC対策には最適で、NativeCampでは唯一のTOEIC用のテキスト
■デメリット
- オーディオの発音が実際のTOEICの発音と異なる。
- 穴あき問題への回答はリスニング力というより暗記力が必要となり、難易度高。
SIDE by SIDE (サイドバイサイド)
カラフルなイラスト満載で、中学~高校前半の文法。語彙、リーディング、リスニングを学べる。文法という意味では、「文法」のテキストと学ぶ文法は少し重複しますが、本来有料の教材である為、テキストは見やすい。
■学びのステップ
- 単語学習
- 例文の学習
- 例文を含んだロールプレイ
- リーティングと、その内容に対する質問に対する回答
- リスニングと、その内容に対する質問に対する回答
■メリット
- 有料教材が無料で活用可能。
- 語彙、リーディング、リスニングとバランスよく学べる。
■デメリット
- デメリットではありませんが、難易度は低めの為、中級以上の方は少し物足りなさを感じるかもしれません。
スタディサプリEnglishビジネス/日常英会話コース
スタディサプリの教材を用いたオンライン学習。日常会話、ビジネス英語でよく使われるセンテンスを学び、使えるようにするための教材。
■学びのステップ
- レッスンのテーマに関連した3種のキーフレーズを学習
- 3つのキーフレーズをシチュエーション別に対話形式で使う練習。
- 3つのキーフレーズを自分の体験や状況に従い、フレーズをつくる
- 講師からのフィードバック
■メリット
- 1テキスト3キーフレーズで、それを覚える為の対話や自身でフレーズをつくる為、そのフレーズの使い方が理解できる。
- よく使うフレーズが多いと思う。(主観です)
■デメリット
- 25分の授業に対し、テキストの内容が短い為、時間が中途半端に余る時が多い。その分フリーディスカッションの時間も取れる為、フリーディスカッションが好きな方は、メリットとなる。
- まだ教材が新しく、講師も初めてという方が多い(2021/7時点)その為、始めてのこのテキストの授業を実施する講師の場合、スムーズに授業が進まない事が多い。
スピーキング
スピーキングに特化した授業。題材にそった絵が毎回テキストに記載されており、絵をみてその絵の説明をしたり、その絵の状況や質問に対し答える。
■学びのステップ
- 例題の画像が与えられ、回答例を読み上げる。
- 例題に類似の様々な絵が描かれており、その絵の説明や、その絵に描かれている事を自分の言葉で説明する。
■メリット
- 話す時間がかなり長くなるため、(授業のほとんどが話す時間)スピーキング力が付く。
- 学んだ単語や熟語のアウトプットに最適
■デメリット
- 初級の方だと、必然的に同じ言い回しで回答する事が増えてしまい、結果学びにならない可能性がある。しっかり別の教材で言い回しをインプットした後、本教材で存分にアウトプットするやり方が必要。
旅行英会話
日常生活や海外旅行でよく使われるフレーズを、ロールプレーを通して学ぶ入門教材。旅行で出会う様々なシチュエーションが教材になっている。
■学びのステップ
- 教材のシチュエーションで使われる単語や表現を学習
- 教材に書かれている、会話例を音読
- 教材のシチュエーションでよく使われる表現を複数表現で学習。例えば、店で「いらっしゃいませ」と言われた時に答える表現を3種学ぶ。といったように、1つの問いかけに対し、いろいろな返しの言い回しを学習。
- 学習したフレーズを使い、ロールプレイ
■メリット
- 実際の旅先でのシチュエーションが教材になっている為、習った表現がそもまま旅先で活用可能。
- 難易度が低く、初心者でも取り組みやすい。
■デメリット
- ロールプレーベースの為、決められた会話を学ぶため、インプットが主体。アウトプットをする場面がこの教材の中ではあまりない為、しっかり覚え他の教材でアウトプットしないと、なかなか定着しない。
実践!仕事の英語
コスモピア株式会社の「実践!仕事の英語 スピーキングコース」を元に組み立てられた教材。テキストはストーリーになっていて、国際的なプロジェクトを始める主人公が、メンバーとの顔合わせから、会議、研修プログラム、自社製品の売り込みと、進んでいき、ストーリーに従って様々な表現を覚えていく。
■学びのステップ
- 登場キャラクタの紹介
- 必要な単語や表現の学習
- シチュエーションにそった文章を黙読し、その後講師からの質問に答える。
- 表現を習い、ロールプレイ
- 学んだ表現を使った練習
■メリット
- 顔合わせ時の挨拶や、プレゼン、顧客との会話といった、具体的なビジネスシチュエーションが教材になっており、ビジネス英語を学びたい方には非常に良い。
- 教材全体を通してストーリーになっているため、テキストが毎回新鮮で飽きない。
■デメリット
- 特にないと思います。私は3回通り学習しました。
ビジネス英会話
実際のビジネスシーンで起こりうるシチュエーションを想定した、ロールプレーを実施、ロールプレーを通してその場面ごとに使う表現を覚える。
■学びのステップ
- レッスンの目標の確認(例えば、顧客に、自社の製品、サービスを紹介できるようになる。といった具合)
- 単語の学習
- ロールプレーのリーディング
- 表現の学習
- 再びロールプレーによる練習
■メリット
- ビジネスで出会う、それぞれのシチュエーションで使う表現を学べる。
■デメリット
- 旅行英会話同様、ロールプレーベースで、決められた会話を学ぶため、インプットが主体。アウトプットをする場面がこの教材の中ではあまりない為、しっかり覚え他の教材でアウトプットしないと、なかなか定着しない。
フリートーク
テキスト無のフリートーク
■メリット
- とにかく沢山話したい方には最適。5分間ディスカッションとほぼ同じ
■デメリット
- 話題が尽きない方は良いですが、英語、日本語に関係なく、会話が苦手な方には不向き、そういった方は、5分間ディスカッションで題材を決めた方が、トピックに悩む事がなくなるのでいいのではないかと思います。
カウンセリング
日本人カウンセラーによるカウンセリング。教材が沢山あり、何を受ければよいか分からない。という方は一度カウンセリングを受けてみると良いと思います。レベルにあった教材や、目的に合った教材を教えてもらえるのではと思います。こういったカウンセリングも無料なのが、ネイティブキャンプのいい所だと思います。
ネイティブ授業
ネイティブキャンプでは、ネイティブの授業も受ける事が可能です。ただし予約なしでは授業がほぼ受けられない為、 500コイン(1000円) で予約する事になります。ちょっと高いかなという印象も個人的には持っていますが、やはり国によって発音が違いますので、ネイティブの発音に慣れたい。特にスピードやリンキングサウンドに慣れたいという方にはお勧めです。
ここまで記事を書いてきましたが、いくら文章で説明しても、なかなか雰囲気は伝わらないのかなと感じています。NativeCampは7日間の無料トライアルがありますので、一度試されてみるのが良いかなと思いました。 その結果合わなければやめても問題ないですし。私自身も、多くのオンライン英会話を無料で試した後に決めました。まずは無料で試してみるのが良いかなと思います。もしよろしければ下のバナーからどうぞ。↓ ↓ ↓ ↓ ↓
英語に関する記事は下記にも記載していますので、よろしければご参考にしていただければ幸いです。
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