1000万以上の年収を得たいモノづくりエンジニアは英語を勉強せよ!

モノづくりエンジニアとして日々活躍されている方の中には、英語が必要だと思いつつも日々の業務に追われ、なかなか勉強まで手が回らない方が多いと思います。その1つの理由として、業務の中で直接英語を使わない場合も多く、エンジニアって本当に英語必要なの?と疑問を持っている為に勉強するにまで至らない。というケースが多々あるのではないでしょうか?私もその1人でした。

「エンジニアって英語必要なの?」

そんな疑問にお答えいたします。本記事では、1000万以上の年収を得たいエンジニア向けに、英語が必要な絶対的理由を私の経験に基づき、次の目次に沿って解説していきたいと思います。

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エンジニアに英語が必要な3つの場面

エンジニアに英語が必要な3つの場面

モノづくりエンジニアの方で英語が必要である場面は、次の3つだと思います。

1.英語の仕様書を読む場合。

2.海外顧客、海外メーカと会話をする場合。

3.昇格する場合。

まず、英語の仕様書を読む場合。これは大丈夫ですね。ほとんどのエンジニアの方が実践されている内容だと思いますし、大学時代、英語の論文を読んだり、日本では中学、高校でも読み書き中心に習います。Google翻訳もAIが入り優秀になってきた今、ここで最低限の英語力は必要ですが、皆様クリアできると思います。

次に海外顧客、海外メーカと会話をする場合。ハードルが急に上がりましたね。まず海外顧客と会話をする場合ですが、これは自分たちが作っている製品に依存しますので、直面していない場合もあるかもしれませんが、海外に製品を出している会社である事を前提に進めていきたいと思います。

自社の商品を国内だけでなく、海外に販売する時に必ずその商品をアピールする必要があります。「そんなの営業の仕事でしょ!」と思われる方、残念ながらほとんどの大企業がそれをエンジニアがやっているのが現実だと思います。私の経験の中ではすべてそうでしたし、転職同期も含めほとんどがそうです。

※注意点として、日本にいるエンジニアが直接リアルタイムで海外顧客と会話するというより、各国に出向している社員、もしくは各国のローカルエンジニアがまず顧客の直接の窓口となり、そのローカルメンバーと英語で会話する。という場面の方が多いと思います。

海外顧客に対してエンジニアに求められている英語力は、次の2点です。

1.英語による技術プレゼンテーション

2. 英語によるメールのやりとり

流暢に英会話ができればより良いですが、そこまでは求められません。言っている事が伝わればよく、助けてもらいながらでも自分の製品の説明ができるレベルであれば、及第点だと思います。経験より、TOEICでいうと650点くらいで、何とかクリアできるレベルだと思います。もちろん自信が無い時は必ず営業も付き添ってもらい、翻訳してもらうのがベターです。

次に海外メーカと会話をする場合ですが、これも最近ではメジャーになってきています。リーマンショック以前までは、国内メーカは強く、自社の技術力を上げ、開発費を費やして技術開発をするというのがメインでした。しかしながらリーマンショックを終え、今ではコロナショックの中で、自社開発だけでは海外との競争に勝てなくなっているのが残念ながら現状です。

新しい技術は専門メーカの技術を活用して、製品開発のリードタイムを減らす。というのが主流になりつつあります。その新しい技術を持っている会社はどこか?ですが、残念ながら海外企業が多いです。特にAI、ロボティックス、センシングは海外が本当に強いです。その技術を自社製品に取り込む。共同開発をする。そういった場合に英語力は必要となります。

ただし、ここは共同開発という関係になる事で、先に述べた、海外顧客に対してプレゼンをする時に比べ、随分敷居が下がります。片言でも何度でも会話できますし、メールも使えますし、むしろ無料の英会話だと思ってチャンスだと思った方が良いくらいですね。一番初めのビジネス英語がこのタイミングに当たった方はラッキーだと思って勉強された方が良いかなと思います。

英語のメールに関しては、英語の仕様書同様大丈夫だと思いますので、説明は割愛させて頂きたいと思います。

最後の場面は昇格のタイミングです。多くのモノづくり企業は昇格の条件のTOEICの得点を条件としている会社が多いです。日本企業のエンジニア職で考えると、低い所で500点、一番多いのが600点、海外資本が入っているような一部の会社は700点が昇格に必要な点数となります。補足として、外資系はビジネス英語を求められており、800点を求められる所が多いと思います。

先程、海外顧客、海外メーカと話しをする場合のTOEICの点数は最低650点くらいと言いました。この点数と、この昇格の点数がリンクしてるのです。つまり、このような業務を与えられた方は、昇格候補の人材として、英語を学ぶように会社から暗に言われている、という事です。これらの業務をしている方、進められている方、初めは大変だと思いますが、是非積極的に取り組んでいきましょう。

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絶対に知るべき英語力と年収の関係

絶対に知るべき英語力と年収の関係

英語力と年収の関係について出来るだけわかりやすく記載したいと思います。

モノづくりエンジニアが転職で1000万の年収を得る為の方法教えます」 の記事でも記載しましたが、おさらいの為に、もう一度記載します。次の1~5の中で、「5」になれば、会社にもよりますが、1000万~1200万の収入が得られると説明しました。

1.担当としてエンジニア業務を実施

2.上記エンジニアの小グループの取りまとめ

3.上記グループを集めたグループの取りまとめ(主任クラス)

4.電気や、メカ、ソフトといった各分野の取りまとめ(係長クラス)

5.電気、メカ、ソフトすべての取りまとめ(課長クラス PM(ProjectManager)

6.各種プロジェクトの取りまとめ。部門のまとめ(次長、部長クラス)

多くの企業は「5」になる為にTOEICのスコアが求められる事になります。TOEICスコアの条件は会社によって異なりますが、このように回答させて頂きました。

低い所で500点、一番多いのが600点、海外資本が入っているような一部の会社は700点が昇格に必要な点数となります。補足として、外資系はビジネス英語を求められており、800点を求められる所が多いと思います。

また、英語を使う場面において、海外顧客、海外メーカと会話では下ように回答させて頂きました。

経験より、TOEICでいうと650点くらいで、何とかクリアできるレベルだと思います。

つまり、TOEIC600点~700点が年収1000万を目指す方には必要な点数となります。すでに取得されている方、おめでとうございます!800点、900点も取る必要はないのです。エンジニアであれば、多くが600点で合格、高くても700点です。※外資のPMを目指す方は800点必要です。転職の募集要項にも多くが明記されています。

おさらいとして、モノづくりエンジニアが年収1000万を達成する方法でも記載しました、私の知る、確実に1000万を超えられる職種、及び会社をおさらい致します。職位と年収の関係はざっとこんな感じです。

  1. 職種:PM以上(プロジェクトマネージャ)、もしくは研究職による同職位。
  2. 会社:
    • 国内自動車メーカ
      • 例:トヨタ、ホンダ、日産等
    • 国内自動車部品メーカ(1次下請けまで)
      • 例:デンソー、アイシン、等
    • 外資系自動車部品メーカ(1次下請けまで)
      • 例:BOSCH、Continental、Valeo、Magna、Vestion、ZF等
    • 電機業界
      • 例:ソニー、パナソニック、日立等 

・PMクラス(課長クラス):1000~1200万

・次長クラス:1300万以上

・部長クラス:1500万

英語力を上げる事で必ず見えてくる別の世界

英語力を上げる事で必ず見えてくる別の世界

これまで、英語の必要性と年収との関係に関して記載をしてきました。モノづくりエンジニアが1000万以上の年収を得たい場合は、PM以上のクラスになる必要があり、そのクラスになる為には、600~700点のTOEICスコアが必要である(※企業による)と記載をしました。

ちょっと淡泊ですので、お金もいいけど、それだけではモチベーションが上がらない。という方の為に、英語を学ぶことで開けてくる世界について、私の体験の基づき説明したいと思います。

1.海外企業と会話をする事で、一気に世界観が広がる

2.会社で必要とされる場面が多く、一目置かれる(日本モノづくり企業のエンジニアは基本英語が苦手)

3.単純に仕事が楽しくなる

反対意見の方もいるかもしれませんが、ここは今までのように論理的分析に基づくものではなく、実体験による主観ですので、もし反対意見の方が居ましたら、読み飛ばしていただければ幸甚です。

海外企業と会話できるようになると、世界が変わります。行ってみれば、高校生が大学に進学した時、大学生が社会人になった時、と同じような感覚になります。私の場合、エンジニアとして働いていた今までの常識が大きく変わるような感覚がありました。例えば、国にもよりますが、働き方1つとっても、このように大きく異なります。

日本:時間での労働          

海外:成果による労働

日本:同じ会社で頑張る事を良しとする (最近は変わりつつある)

海外:転職経験があった方を良しとする

日本:上司に怒られながら社畜のように働く(私の会社だけかもしれませんが)

海外:上司と笑顔で世間話もしている

私は社会人は睡眠を削り、上司の言う事は絶対であり、無理な出張日程もこなし、夜中までレポートを作る。これが社会人、エンジニアだと思って10年以上過ごしていました。それがある海外での経験を元に大きく変わり、転職を重ね、大きく生活を変化させる事が出来ました。本当に世界観が変ります。もし、私の日本での経験に少しでも覚えがあるのであれば、英語を勉強されるのは、本当にお勧めいたします。

次に、会社で必要とされる場面が増える。ですが、先程も少し書きましたが、モノづくりの企業は総じて英語が出来る人工が少ないです。(もちろん、会社、部署によります)英語が出来る事で、海外のお客さんの来社時、海外ベンダとの会議時、えらい方とのミーティング、いろいろ狩り出される機会が増えると思います。やはり人は必要とされることに喜びを覚える物ですので、単純に嬉しい気持ちになると思います。もちろんそれをきっかけに人脈も広がります。

最後に単純に仕事が楽しくなるですが、ここまで書いたら、今までの復唱となりますが、以下3点、どうでしょうか?これで楽しくならないはずがありません。給料の面、仕事の充実の面、転職の面、すべての面において、英語を学ぶことをお勧めいたします。ただ、忙しい中勉強は本当に大変です。別の記事で、私が実施した、超簡単、「アラフォーでもできる英会話」をいつかシェアさせて頂きたいと思います。

  • 違う文化が経験できる
  • 人に頼られる
  • 仕事の幅が広がる

それでは、今日の記事はこれで終了とさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

具体的な英語学習方法は次の記事で載せておりますので、よろしかったらどうぞ。

ー>エンジニアにおすすめする英語勉強法、オンライン英会話2社

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