非常に人気がある、100均のダイソーから販売されている550円の加湿器。加湿効果は以前レビューしましたが、気になる中身を分解して確認してみました。ご覧ください。
超音波加湿器の仕組み
今回分解したダイソーの加湿器ですが、製品の説明や、加湿効果の実験は下記で行っておりますので、よろしければご確認ください。
参考:ダイソー550円加湿器、どのくらい加湿効果があるか実験してみた。
超音波加湿器の基本的な仕組みは、圧電素子を高速に振動させ、その振動で水を霧状に飛ばす事で加湿する物です。イメージはこんな感じ↓
太鼓の上に水滴を垂らして、ドンドンたたくと、水しぶきが飛び散るのと同じイメージですが、振動のスピードをものすごく速くする為に、下の図のように圧電素子に高周波の電圧を加え、超音波を発生させます。
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圧電素子の上に水を入れておくと、超音波の振動で水が霧状になり、保湿効果を得られる事になります。これが、超音波加湿器の仕組みです。
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ダイソー加湿器の仕組み
それでは、加湿器の中身を見ていきましょう。
今回分解した加湿器は↓です。加湿効果だけでなく、右の図のようにライトもつきます。オシャレですね。
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水を入れる時、蓋を外し水を入れるのですが、その蓋部分にすべての機能が搭載されています。
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蓋の部分に4か所ビスがありますので、それを外していきます。
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蓋を開けると、非常にシンプル。基板が一枚、圧電素子が1個、水位センサが一式。それらが接続されています。ちなみにダイソーのアロマディフューザーも分解しましたが、その仕組みと比べてもかなりシンプルな作りです。200円しか差が無いとは思えません。
参考:ダイソーのアロマディフューザー分解。驚きの中身。これで770円!?
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下の図は、分解前と、分解した後のそれぞれの部品の関係を説明した図になります。
1の給水芯は、2の圧電素子に接触しています。3の水位センサはケーブルを通して、制御用ICへ接続されており、このICで水位を見ているのだと思います。
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また、4の制御用ICで超音波を発生させ圧電素子を振動させていると思うのですが、超音波で発生させた周波数を使ってUSB5VをスイッチするFETが非常に小さい事に驚きました。
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圧電素子のイメージは下の図のようになります。給水芯が圧電素子に密着している事で、水分が圧電素子へ接触している事になります。圧電素子に超音波を与える事で、高速に振動し、真ん中の金属の隙間から水蒸気が上部へ吹き出します。これが超音波加湿器の仕組みです。
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基板の裏はこのようになっていました。LEDがついているだけのシンプルな作りです。2個で以外とムラ無く光っている事には少し驚きです。
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まとめ
部品を全部並べるとこんな感じ。前述しましたが、以前分解したアロマディフューザーに比べると、非常にシンプルな作りとなっています。ただそれにしてもこの部品で500円は破格。設計製造は一体どこで実施しているのか、気になりますね。
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