ダイソー770円のアルコールチェッカー。使い方と精度をレビューします。

ダイソーから700円でアルコールチェッカーが販売されていました。もちろん飲酒運転、酒気帯び運転は駄目ですが、飲み会の翌日や飲んでから長時間を置いた後、さぁ運転という時に少し不安になりませんか?そういった時にアルコールチェッカーで測定できると便利ですよね。この記事では、ダイソーのアルコールチェッカーはどの程度の精度で測定できるのか、使い方も含めてレビューしたいと思います。

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アルコールチェックの数値基準と罰則

まずは、法律をおさらいしておきましょう。もちろん飲酒、酒気帯び運転はNGですが、どのようなルールになっているのか?次の表の通りです。

種類呼気1リットル中のアルコール濃度違反点数罰則・罰金
酒気帯び運転0.15㎎以上0.25㎎未満13点最低90日間の免許停止処分
3年以下の懲役または50万円以下の罰金
酒気帯び運転0.25㎎以上25点免許取り消し処分と最低2年間の欠格期間
3年以下の懲役または50万円以下の罰金
酒酔い運転35点免許取り消し処分と最低3年間の欠格期間
5年以下の懲役または100万円以下の罰金

大きく、酒気帯び運転と酒酔い運転と別れますが、それぞれ定義は下記です。

■酒酔い運転:ドライバーが正常に運転できないおそれがある状態

酒酔い運転に該当するかどうかは次の状態を見て判断するようです。

  • 直線の上をまっすぐ歩けるか
  • 警察官の質疑応答できちんと受け答えができるか
  • 視覚や視点から認知能力が機能しているか

次に酒気帯び運転です。

■酒気帯び運転:呼気1L当たりに含まれるアルコール濃度が0.15mg以上で運転した場合

0.15mg以上は上の表の通りに罰則があります。

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お酒とアルコール量

それでは、次にご存知かもしれませんが、それぞれのお酒とアルコールの関係は次の表のようになります。

お酒の種類アルコール量アルコールが体から消える推奨時間
ビール(5%) :小グラス1杯100ml
ワイン(12%) :ワイングラス1/2杯程度 40ml
4g1時間
ビール(5%) :350ml14g3.5時間
ビール(5%) :500ml
チューハイ(7%) :350ml
日本酒(15%) :160ml(0.8合)
ワイン(12%) :ワイングラス2杯(200ml)

ウイスキー(40%):ダブル1杯(60ml)
20g5時間
ビール(5%) :1ℓ40g10時間
ビール(5%) :2ℓ
ワイン(12%) :1ボトル750ml強
80g20時間
ビール(5%) :5ℓ
日本酒(15%) :1升
200g50時間

※0.15mg/l はビール中瓶1本、日本酒1合に相当するそうなので、上の表の太字の部分で0.15mg/lとでれば、アルコールチェッカーとしては合格です。

ダイソーのアルコールチェッカー

それではダイソー製のアルコールチェッカーの紹介です。

パッケージは↓。オシャレなケースです。

使い方もパッケージに記載あります。ボタンを押して息を吹きかけるだけです。

実物は下記↓

とても700円とは思えません。

動作確認

それでは使ってみましょう。

手順1:「Power」ボタンを押す

パワーボタンを押すと、下の写真のように「予熱」と表示され、15秒のカウントがされます。下の写真は12秒の時に撮影した写真。

手順2:息を吹きかけます

手順1で予熱が終わると次は「吸気」と表示され、10秒カウントされます。その間い3~5秒間息を吹きかけます。

手順3:結果の確認

するとしたのように「結果」がmg/lで表示されます。

実験結果

それではそれぞのアルコールで、どの位反応するか、見てみましょう。

ワインでの実験

ワイン(12%) :ワイングラス2杯(200ml)で0.15mg/lと出ればアルコールチェッカーとしては合格。100mlの場合は0.07mg/lくらいになれば合格。どうでしょうか?

①ワイン100ml↓

結果:0.07mg/l (期待値0.7mg/l)期待通り。いい結果です。

ウイスキーでの実験

ウイスキー(60ml) :これで0.15mg/lと出ればアルコールチェッカーとしては合格。どうでしょうか?

②ウイスキー60ml

結果:0.16mg/l (期待値0.15mg/l) 期待通りの数字。素晴らしいです。しかも、警告アラームでました!

日本酒での実験

日本酒(180ml) :これで0.15mg/lと出ればアルコールチェッカーとしては合格。どうでしょうか?

③日本酒180ml

結果:0.05mg/l (期待値0.15mg/l)あれっ?予定より1/3くらいにしか表示されませんでした。

ビール350mlでの実験

ビール(350ml) :これで0.10mg/lと出ればアルコールチェッカーとしては合格。どうでしょうか?

③ビール350ml

結果:0.07mg/l (期待値0.10mg/l) あれっ?予定より少し少ないですね。

まとめ

実験の結果をまとめてみます。お酒の種類によってばらつきがあるのか、ワイン、ウイスキーでの実験では概ね予想通りに結果でしたが、日本酒、ビールでは予想より少ないという結果になりました。

ちょっとした判定で使うのはよいかもしれませんが、信用するのは少し厳しい結果です。

そもそも飲んだら運転しては駄目ですけどね。この結果はあくまで参考にしていただければと思います。

飲んだもの実測値期待値判定
ワイン(100ml)0.07mg/l 0.07mg/l
ウイスキー(60ml)0.16mg/l0.15mg/l〇(警告)
日本酒(180ml) 0.05mg/l0.15mg/l×
ビール(350ml)0.07mg/l0.10mg/l×

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