100均のダイソーで激安電池が多数販売されています。この電池って実際どうなの?と思われている方の疑問に答える為、ダイソーの電池各種と、最も長持ちすると言われているパナソニック製のエボルタの放電試験をし、どの電池が買いなのか検証してみました。
実験で用いた電池類
1.パナソニック製エボルタ
■特徴
- 10年保存
- 液漏れ防止製法
2.ダイソー青
■特徴
- 使用推奨期限:7年
- 水銀0仕様
3.ダイソー緑
■特徴
- 使用推奨期限:7年
- 水銀0仕様
4.ダイソー白
■特徴
- 使用推奨期限:7年
5.ダイソー赤
■特徴
- 使用推奨期限:7年
- ダイソーのアルカリ電池でこれだけ6本入り
6.ダイソー黒(マンガン電池)
■特徴
- 8本入り
- マンガン電池
実験内容
電池の両端に約2.3Ωの抵抗を付け、電池を放電させ、0.9Vになるまでの時間を計測。
実験1:実験開始時の電圧の測定
実験2:2.3Ωを接続した時の電池の電圧を測定
実験3:電池の電圧が0.9Vになるまでの時間を計測
実験結果
実験1,2,3の結果は次の表のようになりました。
放電時間をグラフにするとこのようになります。なんと、ダイソー白がパナソニックのエボルタを上回る結果になります。マンガン電池のダイソー黒はやはり、アルカリ電池には遠く及びません。
次に値段を考慮していきます。パナソニック製は、購入先によって値段は変わりますが、ネットで見た所、5本で416円でした。それにダイソーはすべて110円ですので、1本当たりの値段は次の表の通りです。単価が一番安いのは、はやりマンガン電池のダイソー黒ですが、アルカリ電池とあまり変わりません。
最後に、先程の放電時間を値段で割って、1円当たりの放電時間という観点で効率を見ていきます。この結果が一番長い製品が、一番費用対効果が大きいという事になります。
結果はダイソー赤。パナソニックは放電時間は長い方でしたが、値段を考慮すると、効率はダイソーのマンガン電池に及ばない結果となりました。
まとめ
ダイソー製電池をパナソニック製エボルタを比較した結果、最も費用対効果が大きい電池は、
ダイソー赤
なんとパナソニック製は最下位という結果になりました。
ただし、パナソニック製は液漏れ防止製法と書かれているのに対し、ダイソー製は全ての製品に、使われ方により液漏れが発生すると記載があります。いくら安いといっても、長期間電池を入れっぱなしにするような製品には使わない方が良いかもしれません。
動画でも解説していますので、よろしかったらご覧ください。
ダイソーさんのは店頭での購入が必要ですが、エボルタなどはWebでもありますので、リンクしておきたいと思います。
参考:YouTubeチャンネル登録100人の壁。期間、動画数、回るチャンネルは?
その他ダイソーシリーズの記事もありますので、よろしかったらご覧いただければと思います。
参考:ダイソー550円加湿器、どのくらい加湿効果があるか実験してみた。
参考:【レビュー】ダイソー550円 電子メモパッド コスパ凄い!
参考:希少!ダイソー Bluetooth レトロスピーカー 音質、デザインとも◎!
参考:【レビュー】ダイソー550円 Bluetoothスピーカー vs ソニー
参考:【分解レビュー】ダイソー 550円ブルートゥースステレオイヤホン凄すぎ!
参考:【分解レビュー】ダイソー 550円充電式ワイヤレスマウスが凄すぎた!
その他DIYに役立つ、抵抗やコンデンサの使い方も記事がありますので、よろしかったらご覧ください。
参考:【超実践編】エンジニアの為の、電子機器で使われる、抵抗器の役割6選
参考:【超実践編】エンジニアの為の、電子機器で使われる、コンデンサの役割6選
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コメント
役立つ記事ありがとうございます!
4本入りの電池に青、緑、白の3つの種類があるが何が違うのか?と
DAISO店舗で店員に聞きました。
「製造メーカーがそれぞれ違うが性能はそれほど変わらない、
また製造メーカーは教えられない」、という趣旨の答えでした。
ダイソー赤(6本入り)が一番費用対効果が高いのは次の式からですね!
189分 x 6本 ÷ 110円 = 10.31
コメントありがとうございます!
お役に立てて光栄です。これからも役立つ情報をアップしていきますので、よろしくお願いいたします!