iDeCo SBI証券と楽天証券 徹底比較。結局どっちがお勧め?

iDeCo SBI証券と楽天証券 徹底比較。結局どっちがお勧め?

これからiDeCoを始めようとされている方、証券会社選びに悩んでいるのではないでしょうか?iDeCoは一度始めると、後から証券会社を変更するのは大変で、手数料で損をしてしまう可能性があります。それ故、始めの証券会社選びが重要で、悩まれると思います。

本記事では、そんな方向けに、難しい説明は抜きにして、大手証券会社のSBI証券と楽天証券のどちらが良いのか、徹底比較していきたいと思います。

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SBIと楽天証券比較

SBI証券と楽天証券の大まかな比較表は下のようになります。

SBI証券楽天証券
加入時手数料2,829円2,829円
掛金拠出時の手数料171円/月171円/月
iDeCo口座開設手数料0円0円
iDeCo口座運営管理手数料0円0円
iDeCo対応銘柄数(元本変動型)37本31本
iDeCo対応銘柄数(元本確保型)1本1本
アプリ使いやすさ使いにくい使いやすい

この表を見ると、

・手数料:SBI = 楽天

・対応銘柄:SBI > 楽天

・アプリ:SBI < 楽天

という事が分かります。手数料の中の加入時手数料拠出時の手数料はどの証券会社でもかかる物となります。よって、少額でiDeCoを実施しようとすると、この171円の支払いの為、折角節税されても、手数料でマイナスになってしまう。という事態が発生してしまうので注意が必要です

例:毎月1000円拠出といった場合、171円/月の手数料な為、829円/月の掛け金となってしまい。

  829円x12カ月=9948円。仮に5%投資リターンがあったとしても、

9,948円x1.05=10,445円

  となり、貯金していた場合、1,000円x12カ月=12,000円である為、

  投資額が増えていくまでは、逆に損してしまう事になります。

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SBI、楽天 銘柄比較

SBIと楽天では手数料は同じという事が分かりましたので、次は商品比較をしていきたいと思います。ここでは、信託報酬が1%以下の商品のみをピックアップします。

・楽天証券(信託報酬が1%以下)

ジャンル名称信託報酬等を含む管理費
国内株式三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド0.176%
国内株式たわらノーロード 日経2250.187%
国内株式iTrust日本株式0.979%
国内債券たわらノーロード国内債券0.154%
国内債券明治安田DC日本債券オープン0.66%
国内REIT三井住友・DC日本リートインデックスファンド0.275%
外国株式たわらノーロード先進国株式0.10989%
外国株式インデックスファンド海外新興国株式0.374%
外国株式楽天・全米株式インデックス・ファンド0.162%
海外債券たわらノーロード先進国債券0.187%
海外債券インデックスファンド海外新興国債券0.374%
海外REIT三井住友・DC外国リートインデックスファンド0.297%
コモディティステートストリート・ゴールドファンド0.895%
バランス型楽天・インデックス・バランス(DC年金)0.163%
バランス型セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド0.59%
ターゲットイヤー型楽天ターゲットイヤー20300.8575%
元本確保型みずほDC定期預金なし

・SBI証券(信託報酬が1%以下)

ジャンル名称信託報酬等を含む管理費
国内株式eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)0.154%
国内株式ニッセイ日経平均インデックスファンド0.154%
国内株式ひふみ年金0.836%
国内株式野村リアルグロース・オープン(確定拠出年金向け)0.935%
国内株式つみたて椿 (愛称:女性活躍応援積立ファンド)0.99%
国内債券eMAXIS Slim 国内債券インデックス0.132%
国内REITニッセイJリートインデックスファンド0.154%
外国株式SBI・全世界株式インデックス・ファンド 0.1102%
外国株式eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)0.1144%
外国株式iグローバル中小型株式ファンド0.311%
外国株式eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)0.0968%
外国株式iFree NYダウ・インデックス0.2475%
外国株式長期厳選投資 おおぶね0.99%
外国株式ニッセイ外国株式インデックスファンド0.1023%
外国株式eMAXIS Slim 先進国株式インデックス0.1023%
外国株式インデックスファンド海外株式ヘッジあり(DC専用)0.176%
外国株式eMAXIS Slim 新興国株式インデックス0.187%
海外債券eMAXIS Slim 先進国債券インデックス0.154%
海外債券インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)0.176%
海外債券iFree 新興国債券インデックス0.242%
海外債券PIMCO 世界債券アクティブファンド(DC)0.8294%
海外REIT三井住友・DC外国リートインデックスファンド0.297%
コモディティ三菱UFJ純金ファンド (愛称:ファインゴールド)0.99%
バランス型eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)0.154%
バランス型iFree 年金バランス0.1749%
バランス型SBIグローバル・バランス・ファンド0.27%
バランス型セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド0.56%±0.02%
ターゲットイヤー型セレブライフ・ストーリー20550.6427%
ターゲットイヤー型セレブライフ・ストーリー20450.6462%
ターゲットイヤー型セレブライフ・ストーリー20350.6484%
ターゲットイヤー型セレブライフ・ストーリー20250.6509%
元本確保型あおぞらDC定期(1年)

これらの中から、下の記事で紹介しているような、米国のインデックス投資が出来る物、または、全世界のインデックスが出来る物をピックアップすると下記のようになります。理由は下記の記事を参照お願いいたします。

参考:日本のものづくり企業で働くエンジニアが投資でお金持ちになる方法

・楽天証券(米国、全世界のインデックス投資に限定)

ジャンル名称信託報酬等を含む管理費
外国株式楽天・全米株式インデックス・ファンド0.162%

・SBI証券(米国、全世界のインデックス投資に限定)

ジャンル名称信託報酬等を含む管理費
外国株式SBI・全世界株式インデックス・ファンド0.1102%
外国株式eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)0.1144%
外国株式eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)0.0968%

結論

以上結果を見ると、アプリ面の使いにくさ、という弱みはあるものの、信託報酬の低さという面でも、商品の種類においても、SBIの方に軍配が上がると思います。

ただし大きな差はありませんので、それぞれの環境に選択されるのが良いかなとも個人的には思いました。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

iDeCoに関する記事はこちらから↓

参考:iDeCoお勧め銘柄、積立NISAとの比較、メリットデメリット大公開

投信関連の書籍は下記が参考になりますので、リンク張っておきたいと思います。

コメント

  1. らきゅ より:

    こんにちは、S&P500 の投資信託で、再配当されてへんやんーで気になって貴殿ブログたどり着きました。 なるほどわかりやすい解説でした。
    自分で買ってるわりにはまともに調べたことなかったんですよね、こうだろうなー?と頭で考えてて、それ通りの記事書かれていたので正解だったみたいな。
     基準価格なんで、日々の値動きか再配当かめっちゃわかりにくい。実感なしですね。
    1655の投信だったら口数増えるからそっちのが、判りやすいかなとか思ったり。

    iDeCo は、私失敗したかなーって記事読んでて思いました、マネックスで開設してるので今更移すことはしませんが、 SBIで良かったんじゃない?って思いです。 
     結局買い始めたら、放置状態になるんですよね、マネックスはまだ枠が埋まってないから新しい商品が組み入れやすい理由だったんですけど。 

    • こんにちは。コメントありがとうございます。
      再配当はずっと私もどうなってるんだろう?と思ってましので、同じ思いの方がいるだろうと思い記事にしました。読んで頂けて非常に嬉しいです。

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