日本のものづくり企業で働くエンジニアが投資でお金持ちになる方法

日本のエンジニアがお金持ちになる為の方法を記事にしたいと思います。これからものづくり企業で働こうと思っている方向けに、一体ものづくりの会社ってどのくらいの収入が得られるの?

と、とても気になる疑問に体験に基づき説明していきたいと思います。

私自身ももちろん就職活動中、自分が各企業の生涯収入を知りたかったし、就職してからも、先輩や上司は一体どの位給料をもらっているんだろう?とずっと疑問でした。もちろんエンジニアの目的はお金だけではなく、技術向上やその技術を使った社会貢献、自身の飛躍です。

でもやっぱりお金はすべてのベースにあり、お金があって初めて自分のやりたい事ができる。という側面もあると思います。

本記事では、エンジニアとしてずっと企業で働きながら分かってきた生涯収入と、それが分かった後、私が昔から取り組んでいればよかったと後悔している内容を説明させて頂きたいと思います。

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ものづくりエンジニアの生涯年収

こちらは以前、下記の記事で少し触れさせていただきましたが、↓

->ものづくりエンジニアが1億円貯めて「FIRE」する為の方法

モデルケースに従ったものづくりエンジニアの生涯年収は次の通りとなります。

※モデルケースの経歴としては、地方の国立大学、もしくは大学院を卒業し、就職偏差値B以上のものづくり企業で働いている方のモデルケースで説明します。モデルケースとしてはかなり年収が高い部類かと思いますが、あえて高いモデルケースとしております。日本のエンジニアの上位10%くらいの部類になるモデルケースです。

【収入例】

20歳代:月収 23万 年収例:約391万 手取り約280万

30歳頃:月収 32万 年収例:約560万 手取り約400万

35歳頃:月収 42万 年収例:約720万 手取り約530万

40歳頃:月収 58万 年収例:約1000万 手取り約870万

45歳頃:月収 68万 年収例:約1160万 手取り約935万

25歳~50歳:総手取り1.5億

もちろん45歳以上で部長クラス、役員クラスになれば、もっと上がり、特に役員になれば大きく変わってきますが、ほんの一握りであり、多くの社員は課長、次長クラスまでである場合が多く、つまり、年収でいうと、手取りで1000万そこそこ行けばものづくりエンジニアとしては、勝ち組であり、逆に言うと、そこが天井になる。という事です。

価値観は人それぞれですので、良し悪しをいう事は余りよくありませんが、海外の水準に比べると、少ないと思っています。世界を席巻する商品の開発設計をしているエンジニアの我々の価値はそんなものなのですか?と憤りさえ私は感じます。

しかしながらこれが現実であり、この現実に目を向けなければいけません。上のFIREの記事でも書きましたが、エンジニアが働きながらFIREを目指し、独立、やりたい事をして生きて行くにはどうすればよいのでしょうか?

その方法を上の記事よりもより詳しく説明をしていきたいと思います。

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働きながら投資をしよう

結論は投資です。(過去の記事でも書いていますので、繰り返しになります。)

初めにですが、ここでいう投資とは、特定の個別銘柄に投資するデイトレードではありません。私も一時期ハマりましたが、全くお勧めしませんし、エンジニアの方は忙しいので、そこに時間を使うのはもったいないと思います。

エンジニアとしてすでに労働をされている皆様が、追加で新しい労働をするのは、当然可能な方もいますが、私は無理でした。

働いてお金をもらう事をすでに実施しているエンジニアの皆様は、それ以外の事をする時間も少ないと思います。そこで、私も実戦しており、私がお勧めするには、お金にお金を作ってもらう事。本手法はすでに様々な書籍で説明されていますので、より専門的な内容は次の書籍等をご参考にお願いいたします。本記事では、私の実体験の基づき、エンジニアという目線で、エンジニアならではの視点で説明していきたいと思います。

どの本でも、どの投資系のインフルエンサーも皆言っている、お金からお金を生む最も良い投資信託はインデックス投資と言われています。

投資信託のファンドには次に2種があります。

  • アクティブファンド
    • プロが相場感、運用方針を決定し、高い収益を目指す
  • インデックスファンド
    • 平均株価指数(インデックス)に連動する事を目標に運用するファンド

アクティブファンドの成績はインデックスファンドの成績を上回る事が難しいと言われていますし、上に記載したように、毎日株価を見ながら売り買いするような作業はエンジニアには向いておりません。またアクティブファンドは手数料も高く、いい事がありません。

その中でも、日本株より、米国株を選んだインデックス投資をするのが、エンジニアにとっては一番良い解ではないかと私は思っております。

多くの、日本の一般的な大学を卒業した理系の皆様は日本企業へ入ると思います。日本企業を買いたいという気持ちも分かりますが、1例として、日本を代表する企業、ソニーとトヨタの株価を見ていきましょう。

ソニー↓

トヨタ↓

製造業として日本を代表する企業、ソニーとトヨタの過去30年の株価の推移となります。これを見ていただくと分かると思いますが、この30年の間に、上がったり下がったりを繰り返しており、決して右肩上がりに上がっている相場ではありません。最近のニュース(2021年)でソニーの景気回復が良く報道されていますが、決して過去最高ではなく、過去最高は2000年前後となります。つまりこの時に株を買っている方は約20年間ずっと塩漬けにならざるを得ない状態。利益を得られない状況が続いた。という事です。トヨタも同様、全体的には右肩上がりに見えますが、大きく上下するボックス相場です。

ちなみにGoogleとAppleの過去10年の相場は下記です。(すみません30年で比較した方が良いですが、10年より前がグラフ化できないので、過去10年にしています。ただ本グラフより過去からみてもずっと右肩上がりです)

これは特定の銘柄の話ですが、その他の企業も含め、日本は過去30年ボックス相場が続き、失われた30年と言われています。

この事からも米国優良企業へ投資した方が、確率は高い事が分かると思います。

投資信託であればなおさら米国株の強みが出てきます。これは日本と米国の違いとなりますが、日本は一度上場すると、ほとんど廃止されない。つまり、上場企業の中には利益を上げている会社もあれば上げてない会社も含まれ、その詰め合わせパックとなる投資信託は、足をひっぱる企業も含んだ株のパックとなります。

一方米国のS&P500と言われる米国の厳選された500社が入る指数は、とても厳しい基準があり、成績の悪い企業はすぐに脱落します。つまり、米国で本当に利益を上げている500社のみを含む指数となります。

ここまで書けばなぜ米国の投資信託が良いのか分かると思いますが、構造的に米国のインデックスの方が優れているという事になります。

Google↓

Apple↓

つまり、米国のインデックス投資。これがベストアンサーであり。そして、多くの書籍が推薦している有名な米国の投資信託が下記となります。

・SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド

・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

・楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))

最も簡単な投資法

簡単な投資による資産形成

上のトピックでは米国のインデックス投資をするのが最も効率的であるという事を説明させて頂きました。本トピックでは、では具体的にどのように運用していくのか、その辺りを簡単に説明していきたいと思います。これもすごく簡単です。

上にも書きましたが、我々エンジニアは本業がありますので、出来るだけそこで自分の夢を叶えられるよう努力していると思います。その脇で、その収入だけでは得られない収入を、出来るだけ手間をかけずに、得ていく。そしてFIREを目指すのも1つだと思います。そこを目的とした、投資法は下記の通りです。

  1. ネット証券の活用
    • 1点目はネット証券の活用。これはMUSTですね。窓口には絶対にいってはいけません。後に示しますが、投資信託で得られる利益は本の数%です。FIREするのに必要な金額は1億円なのはその4%に当たる400万円で年間支出を賄うという前提で1億円投資する必要がある。と過去の記事で説明させて頂きました。その4%がもし手数料で1%取られた場合どうでしょうか?投資の世界で1%はものすごく重要です。この手数料を少しでも低く実行する事が必要で、その為にはネット証券の活用は必須です。有名な所としては、次の2つです。
  2. 複利の活用
    • 日本の銀行の金利は約0.001%です。100万円あずけて、10年で100円しか得られません。国債も0.05%です。それに対し、上記示した投資信託はその利回りが4.5%~7.5%。と言われています。それだけですごい事が分かりますが、更に投資信託には配当の再投資という物が自動的に出来き、複利の力が活用できるという事が利点となります。よく書籍によっては米国ETFという話も出てきますが、米国ETFは、株の詰め合わせパックという所は同じですが、1株辺りの金額が大きいところに違いがあります。大きい投資金額で運用できる方は、配当を再投資に回せるかもしれませんが、今対象としている、初めのトピックに記載した年収を対象とすると、それは非常に難しくなります。例えばQQQというハイテク企業をまとめたETFですが、1口約3万円ですので、その4%は1200円で、1口配当で買い増ししようとしたら、単純計算で1200円x25年かからないと再投資出来ない。という事です。つまり少額から始める場合、複利の力を活用する事が難しくなります。この事から、エンジニアの収入で投資を始める場合、米国ETFより、米国投資信託の方が良い事が分かると思います。
    • 複利の力とは、 「利子にもまた利子がつく」ことです。例えば 100万円をリターン3%の投資信託に投資すると→103万円になる。 103万円をリターン3%でもう1年預けると→106万円ではなく、106万900円になる。そういった感じです。
  3. ドルコスト平均法の活用
    • 上記までで、米国投資信託で再投資する事が良い事が分かったと思いますが、次はどのように運用していけばよいか?という疑問にお答えします。これはドルコスト平均法の活用です米国投資信託が良い事が分かった為、全資金を一括で投入。というのはNGです。リスクを下げる為に、毎月定額積み立てをし、ドルコスト平均法を用います。最近のコロナのように突然の景気後退に備える為に必要な手法で、景気が後退し、株価が安くなっている時は多く買い、株価が上がっている時は少なく買う。といったようにリスクを回避した運用が自動的に出来、結果最も効率の良い運用となります。ETFの場合、このような運用が難しく、例え毎月積み立ての設定にしたとしても、購入は株数単位ですので、株価の値段によらず、一定の株数を毎月購入する事になります。つまり、安い時に多く買い、高い時に少なく買う。といった手法が使えないので、ただの分散購入になってしまいます。そういった意味でも投資信託に軍配が上がると思います。
    • ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品を常に一定の金額で、かつ時間を分散して定期的に買い続ける手法です

エンジニアにおける投資法まとめ

それではエンジニアがお金持ちになる為の投資法をまとめたいと思います。

  • 米国投資信託によるインデックス投資を実施
  • 指標はS&P500に従った投資信託が良い
  • 証券会社はネット証券を活用
  • 投資信託の購入時は、配当を再投資し複利の力を活用する
  • 購入方法は積み立てによりドルコスト平均を活用する

いろいろな書籍を読んだ中、私自身も実践している方法としてこの結論にたどり着きました。本運用を開始し、しばらく経っておりますが、正直ほったらかし状態で資産は伸びて行っています。もちろん運用成績は毎月チェックしていますが、それだけで、本業のエンジニア業に勢を出す事もでき、不満を持っていた年収に対する不満が解消され、今ではFIREを目指すべく運用により力を入れています。

エンジニア業の傍ら、こういった運用で資金を増やし、その資金で自分のやりたい仕事を始めたり、独立したりするのも良いのではないでしょうか?

投資信託の再投資に関しては次の記事でも説明しています。

参考:S&P500等の投資信託の分配金はいつ入る?再投資の仕組みを解説

最後にもう1冊、参考になる文献を紹介させて頂きたいと思います。

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