ダイソーから、500円~1000円の範囲で、様々な種類のスピーカが販売されています。その中で、本記事では、下の写真の「SR9910」というデバイス名のダイソー製550円(税込み)ブルートゥーススピーカの製品のレビューをし、またそれと同じくらいのサイズで、ソニーから販売されている「SRS-XB12」と比較してみたいと思います。
・550円のダイソー製スピーカー
・7700円(2022/8 価格.com調べ)ソニー製スピーカー
どのくらいの差があるのでしょうか?
ダイソー製550円Bluetoothスピーカー
パッケージはこんな感じです。Bluetooth以外にも、USBメモリ、microSDカードにも対応。再生ファイルはMP3だけですが、MP3を入れたUSBメモリ、microSDカードを差し込むと、その中の音源を再生できます。
特長は次の4点
- スピーカ機能(モノラル)
- USB充電(電池不要)
- 充電用USBコード同梱
- ブルートゥースだけでなく、USBメモリ、microSD内のmp3を再生
色は次の3色です。
この色はスピーカの部の布部分の色で、渕の色はすべて黒となります。今回私が選んだ色はグレーです。
次は仕様です。ソニー製「SRS-XB12」と比較してみたいと思います。ソニー製の情報はコチラ↓
ダイソー550円 SR9910 | ソニー7700円(2022/8 価格.com調べ) SRS-XB12 | |
出力 | 3W | 5W |
通信 | Bluetooth5.0 | Bluetooth標準規格ver.4.2/Bluetooth標準規格Power Class1 |
サイズ | 120x79x39mm | 74x92x74 mm |
周波数 | 20Hz-18kHz | 20Hz-20kHz |
入力 | USBメモリ、microSDカード | ステレオミニジャック(オーディオ端子) |
充電 | マイクロUSB | マイクロUSB |
再生時間 | 2.5時間(最大音量時) | 5時間(最大音量時)16時間(音量27使用時) |
充電時間 | 3.5時間 | 4.5時間 |
質量 | 141g(実測) | 243g |
接続距離 | 10m | 10m |
付属品 | USB充電コード | USB充電コード、ストラップ |
仕様だけ見ても音質は分かりませんが、ソニー製の方が再生時間が倍、出力が大きく、周波数も広い事が分かります。出力や周波数の差が音質にどれだけ聞いてくるか?は記事の最後にレビューしたいと思います。
再生時間が倍違う所は使い方によっては気になる所です。
質量はダイソーの方が倍くらい軽いです。
同梱物はコチラ
本体の淵の黒い部分はマット素材で触り心地◎です。
- 本体
- USB充電コード
- 取扱い説明書
スピーカ上部のボタンですが、それぞれ使い方は次の通りとなります。
M:microSDカード/USBメモリ切り替えボタン
ー:長押し:音量マイナス、短く押す:前の曲へ戻る
+:長押し:音量プラス、短く押す:次の曲へ
>:再生/一時停止、電話に出る/切る
背面はこんな感じ
- USBメモリ差込口
- microSDカード差込口
- 充電用のmiscoUSB差し込み口
- 電源ON/OFFスイッチ
底面には2つのゴム足がついています。
ストラップもついている為、持ち運びや壁にかける事も可能
電源を入れると、下の写真の青く光っている部分が点滅し、ブルートゥースの接続が完了すると点灯に変わります。
Bluetooth接続手順は下記
- 裏面の電源スイッチをON
- スマホ等の設定画面から「Bluetooth」をONにし、「SR9910」を選択
- ペアリング成功すると、「Bluetooth mode」という音声が流れます
- 後はスマホで何かを再生してください
microSDカードやUSBメモリの再生方法は下記
- MP3ファイルが格納された、microSDもしくはUSBメモリを背面へ接続
- 自動読み込みするので、「>」ボタンで再生
- メディア切り替え時は「M」ボタン
気になる音は?
完全に主観ですが、ソニー製「SRS-XB12」との比較してみたいと思います。ソニー製の方を基準(○という判定にし)、それに対し、ダイソー製がどうか?という観点で記載します。
ダイソー550円 SR9910 | ソニー7700円(2022/8 価格.com調べ) SRS-XB12 | |
実際に再生できている周波数(私の耳で聞いた限りです) | 70Hz-13kHz (低音は聞こえるが非常に小さい) | 30Hz-13Hz (30Hz辺りからしっかり聞こえ始める) |
音楽を聴いた時の低音 | ×(ほとんど聞こえない) | ○(しっかり低音が聞こえる) |
音楽を聴いた時の中音 | △(低い周波数が弱いので、音源によっては少しスカスカな印象) | ○(問題なし) |
音楽を聴いた時の高音 | ○(正直違和感なし) | ○(問題なし) |
音楽以外(ニュースや講演、英語番組) | ○(多少スカスカな感じはするが、聞く分には問題なし) | ○(豪華すぎる感じがある) |
まず気になる部分は低音です。低音は全く聞こえないという印象です。ベース音やバスドラの音がほとんど聞こえないので、ダイソーの方で音楽を聴くときに音質を期待するのは少し難しいかなといった所です。
ただし、聞くに値しないかどうか?という判断では、まったくそんな事はありません。中広域はしっかり出ていますので、低音を重視しない場合は、正直問題ないレベルです。
低音が聞こえない分、全体の音の重量感が無く、スカスカした印象になりますが、逆に、ニュースや講演をYoutubeで聞くといった使い方、英語の学習での使い方、そういった場合は、こもった感じもなく○です。
綺麗な音質で音楽を楽しみたい。という方にはもちろんソニーが圧勝ですが、Youtube等の番組をスピーカで聞きたいという使い方には、550円でこのパフォーマンスであれば、絶対に買いだと思います。
値段も安いので是非試してみてはいかがでしょうか?
動画でも紹介しておりますので、よろしければご覧ください。録音音源も載せております。
※mp4変換時に高音が潰れて少し聞きづらいかもしれません。すみません。
他、ダイソー製品に関する記事は下記を参照お願いいたします。
参考:ダイソー550円加湿器、どのくらい加湿効果があるか実験してみた。
参考:【レビュー】ダイソー550円 電子メモパッド コスパ凄い!
参考:希少!ダイソー Bluetooth レトロスピーカー 音質、デザインとも◎!
参考:ダイソーの電池どれが一番買い?パナソニック製エボルタとの寿命比較。
参考:【分解レビュー】ダイソー 550円ブルートゥースステレオイヤホン凄すぎ!
参考:【分解レビュー】ダイソー 550円充電式ワイヤレスマウスが凄すぎた!
エンジニア大学トップページはこちらからどうぞ!
記事が気に入って頂けたら、クリックして頂けると嬉しいです。
コメント
こんにちは!
ダイソーさんの商品についてよく知りたいのですが、これは、長く押すと、音量調節とかできるんですよね?それは、使いにくいのではないのでしょうか?と思いますね。
こんにちは!コメントありがとうございます。
はい。記事にある通り、上の+、-のボタンの長押しで音量調整をしますが、ご指摘の通り、直感的に分かりにくく使いやすいとは言えないですね。
一方、この記事(https://engineering-university.yamasee-otto.com/daiso_speaker_retro/)に書いた、レトロタイプはボリュームを回す事で音量調整できるので、こちらの方が使い勝手は上です!